イマサラ金銭管理

ダイエットの成功、リバウンド、離婚から悲喜こもごもイマサラ金銭管理にめざめたおかあさんのブログです。

2023年の夏休みに読んだ本 "FACTFULNESS" "ワンクリック" Kindle電子書籍か紙か問題。

読んだ本

もっと早く読むべきだった。

正直知らない話がないほどにこの本の中身が私の身の回りに浸透している。

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

チャットGPTにお助けしてもらった要約のさらに抜粋

統計的なデータ事実を客観的に見て、私たちの認識を修正する重要性を説く書籍です。情報の歪みから抜け出す、客観的な視点を持つそのためのアプローチを提供しています。

 

中身は日々の生活の中で見聞きしたり痛い目を見たりして人生の30年程をかけて

「そういう風に考え方を変えてきた」ことそのものを「そういう風(データに基づく事実からの現状判断)に変えた方がいいよ」と世界中に先駆けて伝え続けていた方の本でした。

 

この人の現実に対処するための「ファクトフルネスなアプローチ」が世の中に浸透して今の私自身も、データをみてはあーではないこーではないと思いめぐらしているその源流だった。

 

もっと早くに読めば、もっと早くに思考方法の転換ができただろうと思って時間を無駄にした気分。TEDも一時期よく見てて、その超人気スピーカーだったそうで。見直したけど。なんでその時この方のスピーチにリーチできなかったんだろうな。

 

テレビの情報が恣意的であることに気づき、不快に感じられ始めたのがおそらくネット環境を手に入れた1997年からちょっとづつ高まり、2010年ごろにはテレビ自体を見るのを完全にやめてしまった。

それからありとあらゆるデータがネットでたやすく手に入るようになり、映像やテキストだけではなく、データ自体から事実をできるだけ読み取ろうとする姿勢を手に入れるためにはネット上で多くの情報に触れてきたわけだけれど。それが非常に読みやすく1冊の本にまとめられていて。開眼気分が気持ち良いです。

 

とはいえ、ネットでは気に入った情報ばかりを入手してしまいがちなのでそういうことに関する注意喚起も怠らない。

 

死ぬまで自分の身の回りにあることをアップデートし続けていきていかなあかんなぁと再確認。こけつまろびつも頑張って「今」について行って生きていこうと思いました。

 

以下蛇足ですが。

この本を読みながら電車で田舎へ向かって両親に出会い、ひとしきり語らい。

帰りの電車で読了して、もう私の父母が価値観をアップデートすることはないんだろうなと少し寂しい気持ちでした。

コロナ前と後でほんと・・・老いたわ。

それ違うとかそれおかしいとか、コロナ前はよく苦言を呈しては言い争いになっていたけど。もう絶対にかわらんねんな。老人やもん。今の現実を突きつけてあなたの考えは古いですよと口をだして嫌な思いをさせてもこの人たちの生活は何も変わらない時間も価値観も隔絶された世界になっちゃったなって思って。

最初から最後まで気持ちがすれ違ってんな~と思いながら過ごして帰ってきました。

 

 

2冊目はまだ読みかけ。半分くらい。

署名が「ワンクリック」なのですが、おそらく発売の2012年には「ワンクリック詐欺」という概念はなかったんでしょうね。この署名を見るたび頭で「詐欺」という言葉を補完してしまって・・・笑

 

古い本で、中古はタダみたいな価格なのに、Kindleは1600円もしたので珍しく紙の本を読んでいます。家でしか読めないのがね。難点。内容は風化していくタイプの本なので中古はありがたい。

ワンクリック ジェフ・ベゾス率いるAMAZONの隆盛

ベゾスもまだ引退しているわけではないし、歴史が終わったわけではない状態での歴史書。さらに10年以上前の情報。

 

前半のスタートアップの部分は非常に楽しく読んだ。

成功するだけの能力を持った人が成功するチャンスが多い場所を見分けて確実に企業していく様子がすがすがしい。

特に、事業を始めて既存の大型書店を一気に抜き去る様は初手で総攻撃をかけて一気に相手を押し切る感じがすごく心地いいです(既存書店にしたら戦々恐々ですがすでに私はアマゾンのサービスなしでは生きていけない人間ですので)。

 

けれど、大成功してAmazonが全米を席けんし、世界へ進出。

私がはじめてアマゾンで本を購入したのは2002年。そこからあとの部分は自分がアマゾンのサービスが変遷する度に感じている気持ちとベゾスが持っていた理想とがどんどん乖離していく様が痛々しくて、読みづらくなっています。

 

なので、読了前の感想文。

 

2010年くらいまでは深く考えなくてもアマゾンが一番安いしアマゾンが一番いいって何にも考えないでお買い物してたけど。

最近はアマゾンで買い物をするにしてもよほど注意深くしていないと思ってもみない買い物をしてしまう可能性があるので。

 

まぁ、自己責任でしっかり見て乗り切るしかないです。

 

Amazonのサービスも「配送」のリソースという天井に今突き当たっていて、そこでとんでもないイノベーションが起こらない限りこの後、なんとなく我慢させられているけれど使っていくサービスになってます。

 

できるだけ配送の方に無駄足を踏ませないという意味でもアマゾンプライムの時間指定を使っているのだけれど、年々時間指定がしにくくなっている(時間指定ありだと配送が数週間先になってしまうとか)。だけれどもプライムの料金は年々上がっていて、ビデオが見られます、音楽が聴けますと言われても好きなものが選べるわけではなく選ばされている感はものすごい(セール品のワゴンの中をあさっている感じ)。

 

この本の後半部分になるとそのような不満を抱えている私に、当時のベゾスが語っていた理想が食い違いすぎて、読むのが嫌になってます。

投げるかも。

 

【追記】

昨夜読了しました。わりとサクサクと読める平易な文章で書いてあるので読む気になれば読み終わったわ。

途中、読むのが嫌になっていたところはAmazonの本体のモノ売りのシステムが出来上がったあたりで、それが現在崩壊しつつあるのを目の当たりにしながら、過去のベゾスの理想を追うのがきつかった。

 

が、その後、Kindle開発から電子書籍が広まっていく過程は割と楽しかった。

ただ、なんか記述がフワフワな感じで「実際どうだったのか」がよくわからない。そこいらのニュースサイトのおまとめを読んだ程度とそう変わらないような情報量で、とても伝記に近いような調べ込みは感じなかった(実際、電子書籍が広まる過程を自分自身が体感して、それを選んで、使って生きてきたので、ユーザーが知りえないような驚くようなオハナシを期待していたのだと思う)。

 

Kindleが終わった後はベゾスその人の人となりを深堀しようという章にはいり、ちょっと面白かったけど。なんとなく冒頭の出生からスタートアップまでで既出の話が再びか書かれているような感じ。

 

まさにこの本でも問題視されていたけれど、Kindle本と紙の本の価格のつけ方で既存勢力とAmazonの間でたたかいが繰り広げられているのだろうけど。

この本を含む、ビジネス書って新陳代謝が激しくて、その日その時その場所では価値があってもすごいスピードで内容が風化していくので。

Kindle本も新品の本も時間経過で値引かないけれど、中古だったらお安く手に入って、風化した分とチャラになると思えるので。

まだまだ、紙の本の需要はあるなと思う。

 

本体1円、送料280円で入手できてこの内容。

古かったとはいえコスパに優れて楽しい時間を過ごせたので納得。

だがしかし。フルプライスを払っていまさら読むには能わずでした。

 

 

ファクトフルネスは風化しにくい名著で。

この後も当分売れ続けるだろうし、値引がなくてもフルプライスでも問題のない本です。そういう意味ではKindleで購入していつでも見返せるというのは非常にありがたい。

 

ほんとは紙の本はもう買いたくないんです。

たまってきて、本を捨てちゃったらその本に触れたことも全く思い出せなくなっているアラフィフだから。

とはいえ、たまったらそこそこに処分はしたいわけで。

 

 

全部の本をKindleにして持ち歩きたいが。

音楽のようには進まないですね。

 

 

 

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