三幸製菓の火事のニュースが気になって仕方ないです。
ご冥福お祈りするしかないですよね・・・同じ事故は絶対に防ぎたい。
ニュースを見ていると、亡くなった方たちが防火シャッターの傍で倒れていたという記述が気になって仕方ないのです。
何年か前に(コロナ前だな!マスクをしていなかった!!!)、会社の防火シャッターや防火扉をすべて締めて、一定時間の間締めっぱなしにして、建物の中を自由に行き来して、避難経路を確認するという訓練がありました。
その時に、閉まった防火扉の真ん中についている、非難用の小さなドアを潜り抜けるのに結構苦労をした思い出がよみがえってきたのです。
数人で一緒にああでもないこうでもないと言いながら建屋中をうろうろしたのだけれど。
扉が閉まってしまうと、この小さくてどっちに開くか表示もないのっぺりした鉄製のドアにかなり手こずりまして。
たしか、一方向にしか開かないようになっていたのかな。
場所によっては停電してしまうと誘導灯の光もどの程度防火扉のところまで届くのかなと不安を感じつつ行ったり来たりした思い出です。
その時、感じた不安などもあとのグループワークで抽出して提出とかしたけれど。
その後2年以上。その訓練はしていないし。
私の勤める場所は工場がないし、24時間稼働でもない。
のでアルバイトだろうがなんだろうが出張者も含め、その日その時に社内にいた人は全員参加の防災訓練が毎年行われてはいるけれど。
ほんとうに火事になって、この防火扉やシャッターが下りたとして。
もし、この内側に残った人数が多ければ。
間違いなく防火扉やシャッターのところで詰まって逃げられなくなるねと。話し合いました。
どの程度の延焼具合でシャッターが下りるようになっているのかも今となっては把握していない。
このシャッターが下りなければ、外側、窓側、テラス側へさえ逃げたらそのまま思い切って2階なら飛び降り、それ以上なら避難用はしご。場所によっては外側に避難用の階段がついている場所もあったのでそこから脱出できそうだけれど。
どの段階になったらこのシャッターが占められてしまうのだろうと。
パニックになったら、うまくここから出られるのだろうかと。
相当不安になったことが強く思い出されるのでした。
あのシャッター。降りてきたときに。
全員の命を守るためのシャッターじゃないんだなと。
火の抑え込みが主たる目的なんだろうけど。
もし、たまたま火の傍。そのエリアにいたとして。
どんなタイミングでどんなスピード感でシャッターが下りてくるのか。
私は全く把握していないということに。
三幸製菓の火災のニュースを聞いて。
あらためて気が付いた次第でした。
一人の命まで守るためのシャッターじゃなく、延焼を防いでより大きな火災になることを防ぐための設備なんだろうけど。
個人レベルの話になると悲劇を生む場所が大きく変わる可能性があるということ。
それが閉まったことでたくさんの人や建物が助かったかもしれないけれど。
引っかかってしまう命もあるんじゃないかと。
辛い。