むすこさんの学校の成績表が届きました。
爆上げ。別人。
点数表示で100点が2つはある。99,95,もちらほら(笑)
新型コロナで1度も学校へ行くことなく、リモート授業とネットで提出したリポートの点数です。
もう。笑える。
字がまともにかけません。手書きができない。
汚いとかいうレベルの話ではない。ミミズとかなんとかいうレベルを超えた謎の文字を書いています。
漢字もどうやっても覚えられず「書けない」ことで小さい頃はやたら苦労した。
聞くのになんの抵抗もないし、問題もない。
読むことに対してはとんでもない情熱を傾けていらっしゃる。
出すところへ出せば。出し方次第で、
障害判定を受けることは可能であろうと小さいころから知ってはいた。
でもまぁ。そういうの私は「違うな」って思っていたのでどれほど進められても無視してとぼけて通り抜けました(今なら、教室からただ追いやって彼から教育を奪うのではなく、別の、彼に入りやすい方法で教育を授ける道があるのかもしれないと思うけどね。当時(小学校低学年時)はすっとぼけないと薬漬けの道しか私には見えなかったので)。
ペン字の教室に通わせてみたり、なんだかんだやってみたけど。
正直変わらなかった。
一緒に通った友達はその2年で大人ばりの美しい文字が書けるようになったのはつらかった。
大学入試はマークシートパワーで乗り切ったのだけど。
大学っていうところは入ってみると、意外と(?)出してきたレポートの字の美しさ、丁寧さで点数を左右される手書きの世界。
それがテストの点数にも大きく反映されるんだと、痛感しました。
転げ落ちるほどの成績ではないが。さして優秀でもなんでもない。
新型コロナの成績表を受け取って初めて。ああ。評価方法でこんだけ人の評価は変わるのだと恐ろしくなるほどの別人っぷりです。
自分自身は、同じ品質のレポートであれば、字が美しい方がお得に結果が出るであろうというのを当たり前のこととして生きてきたし受け入れてきたが。
少なくとも文字の美しさでレポートの中身の評価が入れ替わるようなことがないことを切に願いつつ生きてきた。
社会人になってしまったら、現在のオフィスワークをするうえで、手書きで何かを伝える場面などほぼなく。
ポストイットでいただいたメモ書きの文字の美しさに、時に、ふと癒されることはあっても。
文字が美しいということの価値を感じることなどほとんどない会社員生活をもう20年も続けているのだが。
新型コロナの影響で前期の半分を自宅で過ごさなければここまで評価がかわるもんなんんかと。わからんかったな。
しかし。苦労するやろな。
伝えることに関して手書きの価値は少なくなっているけれど。
一生懸命に見える
従順に見える
協調性があるように見える
ことに関しての価値の大きさはひしひしと感じずにはいられないし。
とくに社会人になるにあたってのゲートでのその価値の大きさは計り知れない。
ああ。苦労するんだろうな。
爆上げした成績をみて最初は笑ってたのですが。
結局のところ私の子。人並から外れたほどの能力を持っているわけではないので。
一生懸命に見える
従順に見える
協調性があるように見える
ように少しは努力して。
少しでも楽な人生、安全な人生を歩んでほしいと思う。
ありきたりな親の独り言でした。
絶対台本通り踊れないタイプなんです。
中田ヤスタカ - NANIMONO (feat.米津玄師) MV