昨夜の夜中(今朝ともいう)に12モンキーズ(ドラマ)の 4シーズンをすべて見終わりました。
12 Monkeys Season 4 "End Of An Era" Promo
よかった!
ちゃんと結末つけてあってすっきりした!!!!!!!
結局、シーズン2と3が引き延ばしに入った状態で。ストーリーの根幹は1と4でまとまっているので。2シーズン程度の長さでまとめたら作品としてはダレなかったんだろうけど。まぁ。商売ですからね。仕方ないね。ドラマはね。
安心して最後まで見られるアメドラです。
人気がないみたいで、ネット上に日本語でろくろくまとまってるサイトがないんだけど(公式さえセカンドシーズンまでしか情報がない!)。
他愛ないファンタジーが好きな人には。十分お勧めできると思う。
アマゾンプライム対象だからね。支出なしで楽しめると思うと、いかんせん評価は甘々なのはガッテン承知の上だけど。
サイエンスフィクションのサイエンス要素は弱い。途中から完全に指輪物語にシフトした感があったからな。
タイムパラドックスもののお約束は最後の最後にきっちり落とし前はついた。
タイムパラドックスものとしての評価は低いが十分及第点は行ってる。細かいこといえば、あちこち穴だらけなんだろうけど。途中相当ガバガバでしたが最後になんとかまとめてきたな感。
娯楽作品として十分満足いく出来だ。
純愛ストーリーの側面も大きい(キャシーの最初の恋人が不憫でたまらんけど)。
結局のところ運命運命言われたらどうしようもない。
最後の最後は二人のハッピーエンドを願ってやまない私になってました。
いや。お前ら70億人の命よりもそっちとるんかい!!?
って途中から突っ込みまくりでしたけどね。
そもそも。時間を逆行して歴史を修正しに行こうなんて天に唾するような行動。
やらないのが一番マシなラストをむかえられるんじゃないんですか?!というのは行ってしまうと話自体が始まらないからな。そこはやむなし。
かなりの期間手さえも握らんし、無茶苦茶険悪状態になっても。ああ。この二人は絶対に決まった相手なんだなというのは誰にも明白。そういう見え見えの純愛ストーリーとしても悪くはない(キャシーとコールがキャラとして好きになれるかどうかはまぁ・・・別として)。
キャラクターもぶれてるけど。それなりに魅力的。
特にメインキャラのコール、キャシー、ジョーンズはベースになっている映画の12モンキーズのキャラクターとしての縛りがあるようで、余計に、行動や発言にぶれを感じることが多かったけど。
オリジナルキャラクターのディーコンなんてめちゃいいキャラやった。
あと、ゴインズの性別変更も正解。ジェニファー。最初はブラピのジェフリーも真っ青の切れっぷりと思ったけど。いいキャラになった。
振り返ってみると。どのキャラも性格や行動が終始一貫しないというのが一番この作品の問題なのかもしれないな。最後にはこういうキャラだったけど。最初は違ったな(成長?ていうか変節?と感じる)。
そのおかげで愛すべきキャラに育った人もいるわけだが。
ディーコンとジェニファーだなぁ。
主人公のコールのおバカ加減も。4thシーズンにもなってくると、こいつはこういうバカなんだなともう、あきらめもついて、わりと落ち着いて眺められたし。
(映画のコールは無垢に近いお馬鹿さんだったけど、ドラマのコールは・・・ただの向こう見ずなおバカさんです。)
何を大切にして、最終的に何を目指すのか。なにをグッドエンドとして目指すのかというストーリーの根幹をなす問題で。
最初は70億人の命を救うため、殺人ウィルスの拡散阻止が目的だったのに。途中から明らかに。家族や仲間が大切になりすぎて(お互いに殺しあうほどに仲たがいをしても仲直りしちゃうという落ち着いて考えると気持ち悪い状態)、
ああ。目的が変わってるやん。
恋は盲目にプラスして、家族や仲間のためならこいつら70億人の犠牲はいとわんねやなと。そこまで、ファミリーのために悪になりきるエンドなのかと思ったら。
そのあたりはわりとご都合主義には終わったな。
悪役がいまいちだったのかもしれない。見た目にはインパクトある映像的にはキャラの立ってる悪役が複数いたけど。ラスボスが問題やったな。
途中まではラスボスと目されていた「目撃者」が途中で別の人物(皆が全力で憎むことの許される人物にすげ変わった)あたりから、悪役の魅力が一気に減った。
安心して憎むことができる悪役って。
面白くないでしょ?
むしろ最大の悪役はどう考えてもジョーンズ博士だと思うけどね。
マフィアのボスだよね(笑)
でも、見ている自分も家族の一員になって、この家族を応援することができれば!
それでいいっか!
文学作品ってわけでもないし。
必要十分な娯楽作品です。
4thシーズンを見終わって。評価爆上げになっています。
3rdでラスボスが安心して憎めるあの人に入れ替わってしまってからしばらくは見続けるのがしんどかったんだけどね。がんばってよかった。
コールのお母さんも無難なところに落ち着けてきたし。
コールの息子さんはいい仕事したし。
バカなのはコールとコールのばあさんばかりってことかな。
ほんとにキャシーはこのコールでいいんだろうか。運命ってなんだよ(笑)
と何度も思ったね(キャシーも人替わりしてたいがい狂暴ですけど)。
主人公のコールのことは、目がクリっとして、童顔でお馬鹿さんでかわいいからまぁいいかとしか擁護できない(笑)。
ファーストシーズンを見てる頃はほんとその童顔にヤラレタ!って感じだったのですが。
いかんせん、話が進むにつれ。このカワウソ。ほんまに向こう見ずなただのバカで。
全くリーダーとしての素質ゼロ。多分、平和な世の中でツレアイにするには最悪。実際に70億人が死んだ後の世界を生き抜くにも。こいつにくっついてたらさっさと死ねるという。運命に甘えすぎた男でした。でも、そこがかわいいっていう。ダメな子ほどかわいいっている。ただそれだけのヒーロー(?)でした。
あれこれかきちらしましたが。
とにかく、尻切れ、打ち切りではなく、きれいに決着がついているのがワンダフル!!!