イマサラ金銭管理

ダイエットの成功、リバウンド、離婚から悲喜こもごもイマサラ金銭管理にめざめたおかあさんのブログです。

【映画の感想】バグダッド・スキャンダル ~無能な働き者がすべてをぶちまけた話~

based on TRUE story だそうですが。見る価値ないです。見ない方がいいです。

無駄な時間を過ごしたと。その思いだけが募りすぎて、怒りのあまり感想を書いているだけです。

バグダッド・スキャンダル(字幕版)

 

2002年に見れば衝撃もあったのだろうか?

 

国連史上最悪の政治スキャンダル?

いやもう。2020年の私は。国連ってそういうものだし。誰かを助けようとお金が動けば、そこに群がって利益を吸い取る人、群れ、会社、団体?善とか悪とかで語られるようなものではなく、そこにはいわゆる一つの生態系が出来上がる。それはもう、どうしようもなく胸糞の悪い現実でしかないという認識なんだけど。

2002年当時であれば。まだ国連に夢をみていただろうか?

これをスキャンダルと感じられたんだろうか?

 

 

皆が分かっていることを、真実だと証拠を突き付けて暴いてくれた主人公は。

何かの信念があってここへたどり着いたとは思えない。

 

この主人公がよほどちょろくみえるのか、各方面からの勧誘が多すぎる。

だがしかし、主人公には確固とした信念がないし、決まった足場もないから、言われたら言われたままに目の前の人が提示する事実を事実として鵜呑みにしてしまう。

あっちへふらふらこっちへふらふらにしかみえない。

 

 

主人公以外のメインキャラにはそれぞれの立ち位置があり、信念があり、それに基づいて、それが、善だろうが悪だろうが。関係ない。信念に基づいて行動している。

 

しかし、この主人公はなにがしたかったんだ?

美人局に入れあげた挙句、その美人局のためにと嘘もなにもかも一旦は受け入れようと心に決めたのだが、戻ってきた美人局(信念ある美人局です。命を懸けてクルド人のために活動しているのです。間違っちゃいない)に愛想をつかされて逃げられた挙句・・・その美人局が殺されたら自棄になって今度は上司を陥れたり告発したり?

 

はぁ・・・?

 

ここには事実も真実も含まれてはいるのだろうけど。

物語として楽しめる作品には全く仕上がっていない残念なつくり。真実には驚きが全くなく。子細な事実は語られることもなく、物語としての出来が最悪。

せめて、テーマにしている「石油食料交換プログラム」のお金がどのようにイラク国内で流れ、世界中に流れ、吸い取られていったのかという事実くらいはリアルに見せてくれてもよかったと思う。その莫大なお金の流れのうち、どの程度が本当に困っている市井の人々に届いたのか。

そんな事実は何も書かれない。

 

ただ、俺が真実をあばいたったんや~。

暴いてみたけど大してなんもかわらんかったわ。

 

って。美人局が死んだからでしょ?美人局に捨てられたからでしょ?」

もし、彼女が自分のそばで一生の愛を誓ってくれたなら。

不正に手を染めておとなしく利益をすすって生きてたんではないのか?

 

その当の美人局(彼女の立場からするとまったくもって信念の人なので、この人を批判するものではない。命を懸けて、クルド人のために戦っているのだから。彼女には彼女の正義があるだけです)はぶれない。信念の人なので。こんなおバカさんと一生を共にするとは全く思えないし。

 

映画を見ている限りでは、この主人公がこの女性(最初は通訳、活動家)に入れあげて愛を誓いたくなる流れがま~~~~~~ったく納得できなくて

 

きっ・・・きもっ!!!!

 

絵にかいたような正義を貫きすぎてさっさと殺されてしまう女性支局長も

主人公の上司のパシャも

悪の描写をすべて背負わされている悪人代表のロシア人も

みんな悪いけど。生きるために、お金欲しさに、それぞれの目的があって生きたり死んだりしてるんだよ。

 

主人公だけが。

多分、この人に関係した人たち全員の予想をはるかに超える信念のなさであったため、どの人も扱いきれず、利用しきれなかったってことだろうね。

 

絶対に見ない方がいいです。

 

 

アマゾンのレビューを読んでると。素直に感動しちゃう人っていうのが何割かいるの?それともアルバイトレビュアーなの?

これに心の底から感動して☆を5つつけちゃう人とは心も言葉も全く通じないと断言するわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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