2017/12/13(土)昨日の話。記録記録。
大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち [兵庫県立美術館]
を見てきました。
美術展を見るのも好きで、ここ数年。結婚前に近いペースで見に行けている。
けど、せっかく見たのにその感動を忘れてしまうのが辛いので記録記録記録です。
絵を見て思い描いた気持ちを上手に文字に起こせる才能なんてないけれど。自分がその時に受けた印象が少しでも蘇るキッカケを残すことができればいいなぁと。
入口の近くに配してあった2枚。
宣伝のチラシにも使われまくっていた2枚。
・羽飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像
この2枚が「大エルミタージュ」をイメージさせてお客さんを引き寄せるための2枚。
私の持っているエルミタージュ美術館所蔵品の貧困なイメージ(笑)
それ以外に「エルミタージュ」っぽいと思える絵はそれほどなかった(ひんこ~ン)。
エルミタージュをイメージしてエルミタージュを見に行った人は「あれ?さほど絢爛豪華なエルミタージュじゃなかったな?」となるかもしれない。
いい意味で裏切られたかなぁと。
それほど「エルミタージュ的絵画」(かなり独断偏見)が見たいわけじゃなかったけれど、滑り込み(会期が今日までです)だったので行ってきたんだけど。
行ってよかった。
レンブラントとかルーベンスなど(ブリューゲルは【公式】 ブリューゲル「バベルの塔」展が記憶に新しく物足りない感じ)の有名どころがそれほど含まれているとは思ってもみなかったので
予想を超えた満足感。思った以上の重厚感。
いい絵をたくさん見たなぁという気分。
きらびやか、絢爛豪華をイメージしたけど重厚な絵も多かった。
オールドマスターってそういう意味だったのね。と後で展覧会のタイトルを見て気づく次第。
大エルミタージュのイメージ貧困イメージで見に行くのやめなくてよかった!
難しいことはわからない。歴史も、年代もそれほどわからない。
美術史なんかも妙に突っ込んで頭に入れるよりもその「絵」を見てよいと思うか思わないか。好きと思うか思えないか。
心を引っかかれるような何かがあるのかないのか。
それが楽しくて絵を見に行くのを楽しんでいるのだけど。
今回一番、なんだかグサと来たのは
・運命を悟るハマン
遠目に見てなんだか雰囲気が・・・。
しっかり見て、説明書きを見てさらに気になる感じ。
レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン《運命を悟るハマン》 | 大エルミタージュ美術館展 |
ハマンはペルシャ王クセルクセスの右腕だったが、ユダヤ人嫌いで、王妃エステルがユダヤ人だったことから王の不興をかい、極刑を科される。前面にいるのが自分の運命を悟り、観念したハマン、後方には彼を見送るかのようなクセルクセスと別の部下が描かれている。
ま、こういうストーリーを見てしまうと絵のイメージが余計に固定化してドラマチックに感じちゃうので、基本的にはあまり予備知識を入れずに先に絵をみて、自分の感性を試す感じで楽しんで。後で説明をじっくり読むと。
こういう空気をかき乱せるような絵とか音楽とか。
作れる人になりたし。
って、絵もかいてないし音楽もできないけれど。
心を揺さぶられるような作品に触れられるのは幸せであると。
そして!エルミタージュ美術館。
こればっかりは。エルミタージュ美術館の所蔵している絵をすべて持ち出して日本へ運ぶことができてもエルミタージュ美術館を感じることはできない。
あの建物自体が美術だもん。ヨーロッパだもん。ロシアだもん。
行きたいなぁ。
行かなきゃ感じられないと思う。
小銭貯金して。いつかはエルミタージュくらいはいけるんだろうか。
行きたいなぁ。
でも、早く行かないと私の感受性もどんどん衰えて楽しめる幅が減っている。
感動しづらいノーミソになっているのは事実。
老後に楽しむ
なんて誰が言ったか知らないけどさ。
後で楽しめるから今は我慢
なんて誰が言ったか知らないけどさ。
キリギリスの何がわるいんだよって思う日もあるわけです。
若さは最強。若さは正義。
何をしたって何を見たって楽しめる度合いが違うのですよ。
いくぞ~
いきたいぞ~
でも蓄えもしたいし
借金も返したいぞ~~(^^;)
しかし、アリさん的な気持ちで
今から「つみたてNISA」の申し込みをしようと考えつつ。
「このお金握ってエルミタージュへぶっとんじゃえば?」という気持ちもある。
そんな40代半ば。
む~~~~~。
両方できる資力がほしいね。
あ!展覧会から気持ちがそれた!
エルミタージュ美術館の公式ページで1時間ほどさまよってしまった。
行きたいなぁ。
世界のアンドーの建物が嫌い。寒い。居心地がどこも悪い。