ブログの面白さってリアルにあると思う。
そんなわけで、本家「62kgから47kgを目指すおかあさんのダイエットブログ - 楽天ブログ」では赤裸々に体重とそのあくなき食欲、丈夫な胃腸をさらし続けているわたくしが・・・金銭管理をテーマに立ち上げたこのブログに日々のあれこれを吐露しています。
なかよし侮りがたし。
kindle版の1~2巻が0円だったので読んでみた
「これはきっと恋じゃない」が秀逸でした。
なかよしで連載じゃないの?LINEマンガ?よくわからない。
高校生バンドサクセス成長サクセスストーリー+恋愛もの。
ストーリーは定形で正直なところ3~4巻あとくらいまでよめます。
エスパーじゃありません。誰でもよめる。なんでもさわやかにサクセス!
このkindle版の配信方法が、分冊版っていうこまか~く1話づつ108円で買えるものも用意してあるんだけど。
このあたりは、「なかよし」のメインターゲット層がお小遣いでちまちまと手を出しやすくしてあるのだろう。
若干のネタバレを含みつつ紹介していきますが、ネタは最初からバレバレのストーリーなんで問題なしかと思っております。
時代に合わせてLINE,Twitter,Youtubeを駆使したお互いのコミュニケーション、バンドのプロモーション等の表現は今しか楽しめない水物感がある。
だから今読むんです。10年後じゃダメ。
ヒロインのひびきちゃん(ドラム)とイケメン唱くん(ギター&ボーカル)、さらにイケメンで超進学校にお通いの律くん(ベース)の3人組の高校生バンド(ロックフォーザサン=バンド内恋愛絶対禁止)がハイスクール・ミュージック・バトルを勝ち進むというストーリー。
既刊10巻で、現在決勝戦の直前まで勝ち進んでいますが、バンド解散・崩壊の危機を迎える絶賛クライマックス中。
この3人の中で一番才能があるのは唱くん。
ギターの才能はソコソコだけど、ルックスとその声に大きな魅力があり、お金になる。プロの大人も認める才能。
でも、青春ですからね。
お金になるとかショービジネスの世界で成功するのが最重要の目的ではなく、唱くんにとっては「俺ら三人で一生一緒にバンドをやり続ける。それで一緒に生きていく」が目的なわけです。
とにかく天然で才能の塊で正直この手の人間がそばにいたら周りはいつも大騒ぎで迷惑だと思う。でも、ついていけるならどこまでもついていけるならば・・・その人生は非常に非凡でエキサイティングなものになること請け合い!
しかし、「これはきっと恋じゃない」で押したいのは律くん。
本編でも唱くんに比べて断然に出番が少なくイメージも貧困なんだけど、私は律君が好きだ。オンナ1、男2のバンドなんだから唱くんと同じくらいエピソード入れて、ヒロインにもっと迷わせればいいのになぁと思うんだけど。
以下、律くん愛を語ります。
一番道路で出会ってしまったポッポ(律くん)は相当できる子でポッポとしてはV6でしょ?という活躍っぷりでここまで(準決勝)まで一緒に戦ってきたわけですが、お金のにおいに敏感なビジネスの世界の人からすると「ベースとしては不要だけど、唱くんの背景としては悪くないイケメン」程度の扱い。
ビジネスな大人の誘いを迷いなく断った唱くんですが(断ったときはヒミツだった)、ハイスクール・ミュージック・バトルを勝ち進み、実力者と競い合ううちに律くんは自分のレベルに悩み、その実力不足も露呈。批判されるされないにかかわらずもう、自分が気づいちゃうからね。辛いね。
バックバンドとして唱くんの引き立て役としての人生を送るにしてもテクニカルな部分で足りない雰囲気・・・。
それでもまだ鍛える余地が残されているから頑張ろうとも思うけど、超有名進学校に通う律くん、お勉強も忙しく、なかなか時間も取れない。
さらには「バンド内恋愛禁止!」の旗を大きく振りかざしまくっている当の唱くんは天然っぷりをいかんなく発揮してひびきちゃんをさわりまくるはドキドキさせまくるわ。ある意味プロポーズもするわ(一生一緒にバンドすると誓います!だそうです)。
いつも控えめで二人を優しく背後からサポートに回っている律くんのひびきちゃんへの恋心ももう・・・かわいそう。
唱くんは天然で「これは恋とは関係ない!」と思ってるから好きなだけひびきちゃんにアタックし放題なわけ。
ちゃんと、じぶんはひびきちゃんが「好きだな」ってわかっている賢い律君は「バンド内恋愛禁止だからこういう行動はしちゃいけないな」といつも自分にブレーキをかけているわけです。
もう、これは個人の好みの問題だと思うんだけど。
唱くん嫌い(笑)
天然っていうお墨付きでやりたい放題するのはずるい。
とまぁ、恋にバンドに地味~に苦しんでいる律くんなんだけど・・・
五条さんという米津玄師を少女漫画的キラキライケメンにしてくまっこぐみしか食べないという才能の塊みたいな人が現れてしまい。
人付き合い苦手タイプで一匹オオカミで全部の楽器を一人で多重録音でバトルを勝ち上がってきたんだけど、ロックフォーザサンに僅差で敗退してからなんだかんだ仲良しで、忙しい律くんの代わりに練習に入ってきてくれたり、塾が終わった後で律くん直接五条さんにベースを教えてもらったり。。。
うん。そうなんだな。チャンピオンロードの途中でであっちゃった伝説ポケモンなわけよ。五条さんは。
これ、もうメンバーに入れるしかないでしょ?ロックフォーザサン、実力的に超強化できるし。
われらがV6の才能を誇る律くんはポッポ。ポッポとはいえその実力はベースの「タレント」にバケモノ級のものがないだけで、バンドが趣味でとどまる「普通の人の人生」を生きるなら律くんが一番おすすめ。
唱くん、よく一番道路で律くんをみつけたね!と言いたい。その人を選ぶ目は確かだ。
ひびきちゃんのママも「律くんがいるなら」といつも口元が緩むわけですよ。
完全親目線ですけどね。私も娘がいるなら唱くんにまかせてショービジネスの世界で一生一緒にバンドするような人生じゃなく、律くんと結婚して普通の人生(バンドは趣味)でええのんちゃう?
もし、ひびきちゃんが一生ドラムで生計を立てる人生を選び、一緒に戦えるパートナーを選ぶとしたら・・・唱くんはやっぱりオススメしない。
五条さんよりも唱くんの方が才能としての伸びしろはまだまだありそうだけど、五条さんの才能は食っていける才能(多才だし!)なうえに人付き合いが苦手なだけに唱くんみたいに天然であっちこっちで触りまくって(!)数々の女子の目をハート型にさせてしまったりはしないと思う。
そばにいるパートナーを大事にしてくれる感がある。ファンとの距離感もある。
まぁ、現在、マンガではひびきちゃんの心はまっすぐ唱くんにだけ向いててまったく五条さんは恋愛という意味ではステージに上がってないんだけどさ。
おばちゃんは五条さんはアリだと思うよ。
天然触りまくり唱くんに惑わされたらこの後絶対辛いって!ひびきちゃん。
あいつ、女の子との距離がおかしいから、この後、もし女子メンバーが入ってきたり、スタッフの女子がいたり、とにかく近くに女子がきたら唱くん勘違いさせマンやから。めんどくさいことになるって!(笑)
おまけに唱くんの声の魅力は「若さ」という要素が大きく占めてるわけだから、いっぱつずっぱ~んと大きく当たったとしても、いつまでも若くないんだからね!
その才能!この先4~50年食べれる才能なんか?
五条さんの才能はテクニカルな部分も大いにあるから、長く持つぞ!
しかし。唱くんの目的は「3人で一生一緒にバンドをする」こと。
自分が50年に迫る人生を生きてきたせいで、4月に出会った3人で一生一緒にバンドしよう!なんて夢物語だし、唱くんはその才能に見合った人生(ショウビジネス界で成功)、律くんは律くんの人生(ハイスペック成功普通の人人生)でいいんじゃないの?
って思うんだけど。
この感覚自体が老害だってむすこさんに批判される私(笑)
このポッポな実力のまま唱くんについていったら、成功した後にはドリカムのキーボードの人みたいな人生が待ってるんじゃないかと心配になるわけよ。
律くんよ戦うフィールドが違うわな。
ショウビジネス界ではポッポな律くんも、学歴やサラリーマンの世界なら伝説級でしょ?