ブログの面白さってリアルにあると思う。
そんなわけで、本家「62kgから47kgを目指すおかあさんのダイエットブログ - 楽天ブログ」では赤裸々に体重とそのあくなき食欲、丈夫な胃腸をさらし続けているわたくしが・・・金銭管理をテーマに立ち上げたこのブログに日々のあれこれを吐露しています
マンガ最高。
20年ブランクのおかげでたいして探さなくても手を付けていない名作がそろっている。
金鉱です。
kindle版で1巻と2巻が0円だったので・・・
良かった~。これ。名作ですか?もう見事に一気読み。
最初、さえない地味な主人公とみせかけた有馬公正くん。
中盤からのバケモノ感が最高です。
ホンマモンの才能がある人って、うらやましい。
努力をする才能と両方を兼ね備えた、音楽に生きるしか仕方のない才能の塊。
こういう無敵のヒーロー感がある作品が好きだぁぁ。
まったくもって本人はその才能をあるがままに受け入れて、自分の才能と向き合う人生。ほんまのバケモノ的才能がある人って、やっぱ他人と比べたり、勝ったり負けたりなんて些末なことでは悩まなくて、ただひたすらに自分と戦っているという感じが。
好きだ。
で、ヒロインのかをりちゃんがまたいい。
かわいい。無茶なところ。命を懸けてかわいい。そして、痛々しい。
ああ。よいお話だった。
で、この有馬公正くんと宮園かをりちゃんの二人が主人公にしかみえないのに。
なんかねぇ。
この作品の不思議なところ。
大きなホールの最高に美味しいケーキのどまんなかにカレーを盛り込もうとする・・・みたいな?
謎のガンバル幼馴染が常に作品の真ん中を分捕ろうとかなりのページ数を割いて書かれているんだけど。
至高のカツどんを食いに来たんですけど、カツどんのまんまんなかにどうしてその・・・カツどん食べてたらカツどんの中央にあんこが埋めてありました。
みたいな?
幼馴染ごり押し。
だれこの子?椿ちゃん?
いやもうなんだ。
悪い子じゃないのはわかるんだけど。
正直終始邪魔。
美しい作品を楽しんでいる目の前に豪速球のボールが目の前を何往復もしてくる。
みたいな?
この作品の最初っから最後まで流れている
「幼馴染最強説」
「一緒に過ごした時間最強説」
・・・いやいやないない。
まだ中学生だよ?
これからの人生どれほど長いの?
10年?
おばちゃんからしたら簡単にひとっとび。
この先の15歳からのこの先の10年。
たとへ今、運命の出会いをしてしまったあの子が突如舞台から退いてしまっても、今までの時間を過ごしたというだけの椿ちゃんに出番はないと思う。
ただ、そこにある。だけだ。
一緒に人生を歩く人じゃない気がする。
有馬公正の構成要素の音楽への素養がまったくなく、道も違って一緒に戦うことも歩むこともせず、最初の村で待ってるだけの幼馴染にこの後の人生の出番はないと思う。
幼馴染は幼馴染だ。
ともに歩まぬものに出番はないと。
これは私の価値観なんかな?
ただ、家で待っているだけ。
ただ、最初の村でヒーローの帰りを待ってるだけ。
どれほど彼女の道で努力に努力を重ねたところで、道が違いすぎる。
最初に出会う。
長い時間を過ごす。
その価値が高いモノであり、代えがたいものであるとひたすら訴えかけてくる。
ライバルも先生もどれほど「有馬公生君」のピアノ人生の最初に立ち会ったかという話を繰り返し繰り返し。
ヒロインのかをりちゃんも例にはたがわない。
それが、違和感。
あまりにこの作品が有馬公正くんというバケモノの挫折からの再生ストーリーが良かったので。
この、無理やり画面の中央を切り取るようにしてねじ込んでくるおさなじみエンド要素を抜いて、書き直して欲しいと心底願う。
あれだよ。思い出した。
幼馴染なんて悲しいもんで、ファ・ユイリイが正解だ。
真っ白になって有馬公正くんがもし、生き物として壊れちゃったら椿ちゃん。骨を拾ってあげる?
いや。椿ちゃんはフツーにいい子だから、こんなバケモノのことは忘れてフツーのいい子と幸せになればいいんだよ。
ま、そんな私の視界の妨げになる幼馴染の存在があるがままであったとしても、
これはほんとにおもしろかった!
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歴史スペクタクルを期待するとそのレベルは水戸黄門的と言わざるを得ないが、少女マンガの面目躍如。情緒方面の表現はもはや私にとっては「エロ」のレベルです。このエモさを維持したまま三国志並みのマンガとかあったら面白すぎて死ねるね。
裏「裏素敵な彼氏」桐山くん視点心情バージョンの刊行を期待。
会話が面白い。たいして何が起こるわけでもないのに面白い。
全体に盛り上がるストーリーなんてなんもないけど、ただ会話が面白い。