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ダイエットの成功、リバウンド、離婚から悲喜こもごもイマサラ金銭管理にめざめたおかあさんのブログです。

【映画の感想】ゴジラ-1.0

2024年GWの衝撃。

まさか、アマプラでいきなり無料で見られると思っていなかったゴジラ-1.0を観ました。内容以前にいきなり無料で見られることにうれしい喜びでした。儲けた感が笑

 

今現在でも、ブルーレイが結構売れてて、過去1カ月で6,000点以上購入されましたと表示されているので。一度、劇場で見た人でも再度見たい。そしてこの作品を保有したいと感じるほどには上出来な映画なのかと期待感を高めていたところだったので。

『ゴジラ-1.0』 2枚組 [Blu-ray]

 

前置き長くなりましたが。感想。

 

VFXで高評価。アカデミー賞も受賞されたとのことで。まがうことなく楽しめました。歴代ゴジラの中でも相当にイケメンでスタイルの良いゴジラが見られます。

シン・ゴジラと比べられることの多い、シン・ゴジラを意識しまくってすべての要素を逆に振り切って、一周帰って昔っぽくなったゴジラだとは認識していたけれど。

ゴジラかっこいいです。ゴジラをかっこよく見せる場面がふんだんにありました。

ハリウッドの映画で長年見続けていたアクションのフレームとオリジナルのゴジラが融合したっていうか。小難しい話は抜きでゴジラがかっこいい!

eiga.com

 

但し、人間ドラマパートが・・・苦手というか苦手というか苦手なタイプだった。

一周回って原点回帰で、戦後日本のありきたりな人間ドラマが展開されるんだけど。

 

とにかく、この古めかしくて何も新しいストーリー運びがないのにラストだけ書き換えたストーリーは面白くないけれど。

先にゴジラが暴れて回るルートと取りたい「絵」が決まって、そのあとにストーリーを組んだのか?と思えばよくできてると思わざるを得ないですね。

 

昭和のころは自己犠牲と誰かが死んだでお涙頂戴の感動を演出してればいいという結末ばかりだったストーリーの最後の最後を自己犠牲なし、お涙なし。

全部勝利!のハリウッド的結末に書き換えたという感じ。

 

セリフ回しも、ストーリーも繰り返し子どものころに見てきた、それにしか自分がアクセスできなかった昭和のまだレンタルビデオもなく、テレビで流される映画やドラマがすべてだったころに大量に摂取した人間ドラマだった。

 

人間は若いし、やたら健康そうだし。言葉は現代の日本語だし。

考え方や、お互いの人間関係の築き方やストーリーを貫く価値観もすべて今のものに変更されているのだけれど。舞台装置、セリフ、ストーリー。

全てが過去に大量に、自分が見たいと思って選んだわけではなく、テレビから流されるものをそのまま受け入れていた10歳までの自分が見たものがわ~~~~~っと記憶に蘇って。

 

個人的に、見たくない気持ちが沸き上がる。

何よりも、小学校の体育館の床に座って定期的に見せられる反戦映画を思い出して苦しくなってしまいました。

 

恋愛パートもかなりきつい。わけのわからない我慢をしないで普通に家族になって幸せになればいいやんとしか思えない。

「僕の戦争が終わっていないんです」ってこの筋書きもよくあるけど。

ゴジラがたまたまやってきてやっつけることができなければ死ぬまで戦争が終わらないおっそろしいおじいちゃんになるよ!神木君!!!!!

 

ドラマパートは家事を片付けたりしてうろうろしつつ、一緒に見ていた息子さんに

ゴジラでるで~」と声をかけてもらう度に慌てて戻ってかっこよいゴジラを摂取しました。

 

私の、この飽き飽きするほど見てきた昭和のドラマを観たくないと思ったのは私個人の感覚であるらしく、息子さんは全然平気だった。ふ~~~んって軽く流してみてましたね。

このゴジラ-1.0を見て喜ぶ人たちも大半はもう、テレビから垂れ流される自分が選んだわけでわないドラマを大量摂取したことのある人たちじゃないし。

なによりも、この映画。アメリカで相当売れたって話ですが。2024年のアメリカの人たちが1970~80年前半の日本のテレビ事情なんて知ったこっちゃないから新鮮だったんだろうと。

 

私個人の昭和価値観アレルギーがすごい。

まさにアレルギー。過去に大量摂取したせいで今、受け入れることが困難であるという状態です。

突き詰めると昭和は昭和でも二次大戦を意識させる価値観を観たくない気持ちが大きいのだと思う。

 

シン・ゴジラだってストーリーは過去の特撮モノの焼き直しを庵野ナイズしたものだけど。1980年前後の、戦争が絡まないストーリーで気楽に楽しめたんだと思う。

dottarabattara47.hatenablog.com

 

 

最後に、余談。

私、かなり神木隆之介はお気に入りで、

まだテレビが我が家にあったころ、毎週楽しみにしていたドラマQUIZの神木君のころからのお気に入り。

今回も、神木君が主人公だというので、そこも楽しみにしていたけど。キャラクターの人(名前が敷島?)に全く肯定的な感情を抱けなくて、全く好きになれなかった。

イケメンなら何でも許せるのかと思っていたらどうやらそうではないらしいというくらいにこの主人公キャラが嫌いだった。

 

人間関係の中に、軍隊の上下関係や年齢の上下関係が完全に破壊されて、お互いに敬意を払いつつ、みんな仲良くやってる感じも。今の世の中そのもので心地よさげに漂泊が行き届いていて、皆、戦後の復興期の人ではないな~。今の人たちだ!と。

だがしかし、その優しい人間関係の中にあって、主人公アマエスギ。ヨワスギ、迷惑と感じるのは・・・私が昭和の人間だからに他ならないのかもしれません。

 

心地よく優しい世界の中で、誰も他人を押しのけることなく、それぞれが甘えすぎず強く生きていきたいと思いました。

 

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