会社のフロアを見渡すと。
「作業」的な労働はまったくしないで、ひたすらに会議、資料作成等。
上へ下へ「何か」を伝えるためだけに存在する人がたくさんいるんだなとびっくりする。
さて、先日珍しく業務で出掛けたので、報告書を書いた。
毎晩ブログを書き散らかしている私だが、報告書は書きつけない。
書けないというよりはどこまでも長くなる文章を報告書のフォーマットに合わせてぶった切ることに苦労して。
なんだかんだと1時間くらいかなぁ。
私にすると、その報告書を書いている間に他の作業を進めて定時に帰りたいという焦り。その1時間であれができる、これができるという焦り。
けっこう慌てて仕上げたんだけど。
お直しの要求が入る。
お直しが入るということは、その人はまだ私が報告書に時間をかけてもかまないと思っているってことだ。
しかし、相手の要望に応えてお直しをするので、自分の心のママ、思いのママに書くより余計時間かかるんだけど。
この報告書にさらに時間を割いてもいいという「お墨付き」が出たようなもんだから。
早く書きあげなきゃっていう焦りはストンとなくなったわ。
これが会社という場所で出世しない思考の典型。
自分の価値はさっさと作業を終わらせること。手際よく片付けていくことって思っていて。
自分のことをうまく伝えたり、かっこよく伝えたり。
自分のやったことの価値を良く見えるように表現するっていう感覚がすっぽりないんだよなぁ。
いっちばんいいのは手際よく時間をかけず見栄えが合って中身も伴ってるもんだけどって(笑)そりゃあたりまえですけどね。
凡人にはバランスのとり方が難しい。
どっちに振っちゃうかっていうやつ。
本日勤労感謝の日。土曜日に上書きされた悲しい祝日。
そもそも勤労に感謝することが目的で生まれた祝日でもなさそうだ。
ま。会社を休めるならなんでもOK。会社は休んでも人生休まずに生きよう。