ブログの面白さってリアルにあると思う。
そんなわけで、本家「62kgから47kgを目指すおかあさんのダイエットブログ - 楽天ブログ」では赤裸々に体重とそのあくなき食欲、丈夫な胃腸をさらし続けているわたくしが・・・ここんとこむすこ君の人生の節目にあたり節約どころではございません。
卒業式。
意味のない話を聞いて、立って座ってお辞儀して。
意味がないことに時間を使うのが嫌だ。
それがおかあさんの時間であっても嫌だ。
口角泡を飛ばし、卒業式に来る必要性のないことをひたすら説く。
私自身も学校が得意なおかあさんではないので、
行きたくない気持ちがむくむくむくむくむくむく。
むすこ君にその気持ちをむくむく育まれ。
結構迷ったけど。行きました。
だって日本人だもの。お母さんだもの。
額面通りの卒業式。ありふれた式辞、送辞、答辞。
笑えるほどに何の独創性もなく。ビバニッポン。
でも、3年間一緒に過ごしたクラスメートと楽しそうに笑っているむすこ君の顔をみて
「まぁ。ええか。」
と一区切り。
むすこくんの節目に立ち会った。一人納得した次第。
うん。行ってきてすっきりしたね!
あんまり偉い人の話がつまらんつまらんとぼやきまくるので
本気で拝聴してほんとうにつまらんのかものすごく自問自答しながら聞いてみました!
【PTA会長】残念すぎて死ねるレベル。不要。
【送辞の2年生】可もなく不可もなく印象にも残らず。主役でもないのでこれはこれで正解ともいえるのであろう。ありきたりの文章。たどたどしい声。しかし、その文章に本人の意思が介在することは限りなくゼロ。これは・・・指導に当たった先生の個性?没個性という名の個性。
【答辞の3年生】文章の内容自体は2年生同様ありきたりだが、読み方、声に心がこもっていて、やっぱり旅立つ当人。ちょっとほろりとくる心を動かす何かがある。やっぱり、文章がイマイチなのは指導に当たった先生がうまく「導けて」いないんじゃないかな。
【校長先生の式辞】
送辞の言葉としてはまさにありきたりではあったが、AIを絡めて時事を持ち込み。活字として残しておけば、この時代の生き証人としての価値があると感じた。
曰く、AIの進化の未来予想図にものすごい不安を感じているのが言葉の端々に浮かぶ。もはや恐怖にも近い。
なぜこれほどまでにAIの進歩にこの人は恐怖ばかりを感じて、期待・希望・夢というようなワードが浮かばないんだろうと思いながら最後まで聞いて。残った印象。
うちのむすこ君の学校は十人並みの進学校。
全員が進学を目指し、卒業後就職予定の子はほぼ存在しないが。大半は広義のFラン大学(日東駒専未満)へ、狭義の名目ともどもFランと呼ばれる大学に進学する子も相当数存在するはず。そして、ホワイトカラーとはいえ、その使われる側の「ろうどうしゃ」となって幸せな家庭を築き、こどもを育て老いていく。そんな幸せな人生を目指すタイプの子がボリュームゾーンの学校です。
この学校の校長先生のAIに対する恐怖感。いかばかりかと思いながら拝聴しておりました。
近い将来、AIが一番最初にとって代わりそうな仕事にその卒業生の大半が就業予定。
毎年毎年数百名が旅たっていく、その子どもたち全員の行く末を思うと・・・それがAIに対する恐怖感を増幅させているに違いない。
と一人想像をたくましく。
むすこ君に語らせるとAIなんて夢と希望の塊でしかないし。
あきらかにAIとバッティングしそうな仕事をしている私ももはやサラリーマン人生も折り返し点を通過して、実際にAIに完全に取って代わられ「明日からAI君がいるから来なくていいよ」と言われる日までには今よりもっと定年に近い年代になっていて、配置転換や仕事の内容の変遷で逃げ切れる可能性もある。
なによりむすこ君は1人分のことだけ。私もせいぜいむすこ君と2人分の心配しかしていないところへ・・・
校長先生は何人分の心配をしているんだろう。
と感じた次第。
そして、式辞といえば名スピーチ中の名スピーチ。
スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学での卒業式のスピーチのことを思い出して久しぶりに見ました。
Stay hungry, stay foolish
いやぁ。いいねぇ。いいねぇ。ヤフ~~(画面の前で一人シュプレヒコールする日本のおばちゃん)
恐れず飛び立て!スタンフォードですよ!何を恐れることがあろう!
AIなんて何を恐れることがあろう!
天下のスタンフォードだもんなぁ。AIと競合して簡単に職を奪われてしまうような人生を歩む卒業生はいないんだろうなぁ。
それに、ジョブズこそがAIに夢を見ていた人たちの先頭を走っていたんだよね。
一方、10人並みの日本の高校の校長先生は、こどもたちが飛び立つ外界にAIという巨大な脅威を感じ。守りたくて守りたくて、AIをできることなら排除したくてたまらないんだろうなぁ。
私もね。
十人並みの進学校を卒業する我が息子に集団の中で上手に楽しく生きられるそんな素養があるなら。
校長先生と同じ心配をしているんだろうけどね。
どうやったってはみ出すわけですよ。ヤツは。
はみ出してはみ出してはみ出すところを
なんとかゆりかごにもどし、ゆりかごに放り込み、ゆりかごへ閉じ込めて。
なんとか高校を無事ご卒業。(だれかほめてほめて!!!)
そのヤツがもう、はみだしたってどれだけはみだしたって好きなお勉強ばかりできる環境が4月から4年間は約束されている。
この幸福感の前にはもうAIと仕事が競合する恐怖なんてございません。
飛び立て!旅たて!行ってしまえ!!!(4年後ですがね)
もう、ゆりかごという名の檻にもどる必要はございません!
心から高校卒業おめでとう!
以下余談。
親ばかだからね。でも貧乏だからね。
今日の卒業式に着ていけそうな(暖かい)スーツがなかったんだけどね。
今日一日だけだもん。コートを脱がなきゃいいやと思って。
スーツを新調する代わりだ!と考えて
むすこ君の要求するがままにAmazonで本を買いました\(^o^)/
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言われるがままに購入したのですが。
4年後に我が家のFALCON HEAVY打ち上げ成功を祈念いたしまして。
現実はこのあたりからスタートですわ。
Oxford Junior Illustrated Dictionary
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んでもって、これが私の最近のお気に入り。
むひむひ笑いながら読んでいます。45歳の衰えたノーミソに心地よい刺激。
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