コロナ以後!初。映画館で映画を観てきました。
それも思い切って。2,500円も払って!
IMAXレーザー/GTテクノロジー?よおわからんけど。
音がびりびり響いて開幕直後の轟音が。耳というより身体で受け止める感じ。
話に没入できるまでは結構身体的にしんどかった。
トム・クルーズの「落ちない」スターっぷりが素晴らしいと聞いたので、あえて見てみたけど。
懐かしい思い出箱の中を開けたら、多少古びてはいるけど、今も昔も変わらず輝いていて。誰一人、努力を怠っておなかがたるたるの身体がビヨンビヨンになったような人もいなくて(そういう人はキャスティングを外れているのだろう)。
ストーリーも。大した面白みがあるわけでも深みがあるわけでもないが、ファンがそこに求めているカッコよさだけで出来上がっていて。
さらには、そのかっこよさを30年以上もたってしまった「今」にどう合わせていくの?っていう無理目な部分を、まずは現代(というか架空の試作機)に今でも「落ちない」「ぶれない」トムを乗せて、そこから順番に皆が求めるものに乗せていく。
見ている方も、最初は「もう無理ちゃうん?」という疑念から、
「あ。やっぱトムすごいな。さすが。一流は今でもそこまで頑張れるんや」
っていう安心感と、ではここからは教える立場のトムのすごさがみられるのかと思いきや・・・結果だれも彼にはかなわないという永遠のファンタジー。
恐ろしいまでによくできた大人ファンタジー。
なんの心配も痛みもない(敵は顔の見えない謎の悪い国)世界が広がっていました。
前作のトップガンの時もそうだったけれど。お話自体にはそれほどの意味はなく、それはそれはよくできたPVを2時間堪能したという感じ。
それほどトム・クルーズのファンであったことはないが、折に触れトム・クルーズの映画は楽しんでトップガン以降の35年を過ごしてきた私だけれど。
それでも、大スクリーンでトムの衰えを見るのが怖いような気がして、当初は見に行く気がなかったのだけれど。
いや。やっぱりトムはすごい!という声が聞こえてきたので見に行った。
うん。間違いないです。
年齢を重ねたトムだけれど。その積み重ねた年齢だけの時間を、スターとして「落ちない」ために賭けた膨大な時間を感じつつも。尊敬です。
年齢は重ねている。歳は取ってるし、肌の色つやは隠せないけれど。
トムはトムという生き物で、もう化け物だなと思った。大魔法使いっていうやつです。
達人です。
ストーリーや舞台のリアル性や納得性は低いけれど、それこそが観客がトップガンに求めているものだって、完全に理解しているストーリー仕立て。リアルや納得性を完全に捨てたとしても見たいものを見せてもらえました。
これこそエンター・テインメントだし。
その夢に酔う観客の心をつかむために、あの見た目を維持すること(ある程度撮影日に合わせてであっても)はほんと。プロアスリートと何ら変わりのないプロ中のプロですなぁ。
同様の感慨を持つプロ中のプロは上げれば切がないし、これからの時代もっと増えていくのだろうけれど。
絶え間ない鍛錬の成果を見るというのは何とも気分がよいものでした。
完全に若者に負けて、よぼよぼで太刀打ちできないのが目に見えているのに「今のやつらには負けん!」と口だけで怠惰な生活を送ってきた爺ではなく、常に一戦で戦い続けてきた爺のかっこよさです。
もちろん・・・ジェニファー・コネリーも美しすぎて驚いた。
日々。食欲に負けてエクササイズも適当でおなかもタルタルのちびまる日本人としては。ほんと・・・別世界の生き物感ありますが。それでも、50を超えてもなおあのお尻を維持できるって尊い。
男性主人公のシリーズものって、恋愛がストーリーのスパイス程度であればあるほどに、ジェームスボンドを筆頭に女性って常に若いぴちぴちぎゃるに入れ替えられるものだと結構思ってたから。こういう、今でもずっと光り輝く50歳を見ると。
生きる勇気も沸くってものですわ(笑)
(メグ・ライアンとケリー・マクギリスの近影を見る限り、キャスティングされなくてよかった。悪いわけではないが、そこには大多数の人としての現実を見るので・・・)
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最後に。これだけはネタバレなんだろな。
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F18を引っ張り出したところで結構無理目に驚いたけれど!
まさかのF14!!!!
あれ。トムの私物ってほんとですか?
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余談
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映画館まで映画を見に行ったの・・・2019年の6月以来?ほんとに?ほんとに?
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