映画館行きたいなぁ・・・。コロナリスクを侵してまで見に行きたい映画がないのも事実なので。相変わらず引きこもりつつアマプラで映画もドラマもだらだら見る週末です。
ジョン・ウィック パラペラムがアマプラ無料で観られるようになっていた。
が・・・これは怒りを覚えるレベルで駄作。
(今、ブログに書くのにアマゾンのトップから検索したらプライム無料とレンタル500円のサイトが別々に作ってあって・・・コワッ!お金絶対払いたくない!と戦慄)
私の感覚が世のたくさんの人と「面白いと思うもの」の感覚がずれ切っているのか?とむしろ自分を疑ってしまいそうになるが。
ジョン・ウィックの1は相当にイケテル映画だと思ったし。2も、まぁ。まぁ続編としてはまぁしゃあないな。みんな、ジョン・ウィックみたいもんなと納得しておこうという程度には満足したが。
このパラベラムは完全に間違った方向に行ってると思う。
私自身は「ジョン・ウィック」というキャラクターのお約束をつくって、それに沿ったカッコイイ「ジョン・ウィック」をそして、またみんな大好きキアヌ・リーヴスを観ようと思っていただけなので、ストーリー展開等にはほとんど全く期待もしていなかった。ただ、もう一旦引退した「ジョン・ウィック」が戦うべき理由さえ作ってしまえば、あとは好きなだけかっこよく無敵に「ジョン・ウィック」らしいアクションが見られればいいとそういう期待だったのだけど。
下手な「殺陣」モリモリのアクションが多すぎる、多すぎると感じるということは退屈なアクションシーンの連続。
前2作に比べて、キアヌの「動きのキレ」のなさが際立つ演出。
そもそも、ジョン・ウィックってそんなに動きがいいアクションを期待してるわけじゃなく、ブギーマン的に突如やってきたジョンに頭をガっ!てつかまれて引き倒され、膝の下に組まれて、頭を一発ズドン!そんな軽業師のようなアクションとは違う怖さ、かっこよさ、強さが魅力だったのに。
動きのいいやられ役と同じ程度の動きを要求されているキアヌの動きが重いのに、なぜかキアヌの方が先手を取ってしまうという見ている映像と結果がちぐはぐな感覚。
全編にちりばめられた私にとっては昔ながらの殺陣シーンが、世界ではウケテルの?
だから、私とアマゾンの評価の☆の数に激しく乖離が出るのか?
敵キャラも育てたいのはわかるんだけど。こればっかりは好みの問題。
世界で好まれている日本のイメージってほんと、日本とは全然違うんだなっていうのを知ることはできるが、私好みではなかった。(ソファのシーンだけは笑ったけど)
「ジョン・ウィック:パラベラム」最強の刺客ゼロ登場【10.4公開】
キアヌが衰えた分、キャスト総出でアクションシーンを盛り上げるっていう。
そういう方向なんだろな。
ダーティハリーの終盤のクリント・イーストウッドやインディジョーンズ クリスタルスカルのハリソン・フォードを観たときと同じ感覚
動けてないのに動けてることになってる。無敵ってことになってると頭の中で変換しないと楽しめない。そんなのじゃなくて、キアヌのできる動きで「スッゲ!」って感じさせる。それが私の望んでいたジョン・ウィックの続編だったんだけど。
最後まで見るのつらかった。どれほど激しいアクションを見せられてもどこかで見たような動きでしかないし、納得できないから爽快感も感じられないし(完全にやられ役の方がマケテアゲテル感のある映像の繰り返し)。
もちろん、ストーリーなんてほぼ意味ないし。
そんだけジョン・ウィックが強くて無敵なんだったら最初から組織のトップだかなんだかをひっくり返しに行けばいいのになんでみんな忠誠を誓い続けるのか?
それは。次回作を続編を作り続ける必要があるからなんだろな。
ジョン・ウィックで食べてる人がどれほどたくさんいるかっていうとそういうことになるんだよな。とそこまで想像しつつ。エンタメとして楽しみ切れない。つらい1本でした。
以下、蛇足ですが。
アマゾンプライム評価☆の数。プライムで映画やドラマを見るときには、わりとアテにしてるのだけど。あまりにもこの評価と自分の評価がかけ離れてしまって、
これではAmazonの他の商品の評価(サクラ評価モリモリであてにならない)と同じことが映画やドラマの方にも伝播しつつあるのか?ていうかすでにそういうつもりでこの評価の☆を観ないといけないのか????)
認識を改めねばならない。
いや。みんなあの長すぎる殺陣シーンになっとくしてるのかなぁ。
遠山の金さんじゃないんだよ~~~還暦近い若様じゃないんだよ~~~~!!!!!