イマサラ金銭管理

ダイエットの成功、リバウンド、離婚から悲喜こもごもイマサラ金銭管理にめざめたおかあさんのブログです。

子どもを育てるだけで終われる長さの人生じゃない。派遣社員で働くあなたに伝えたい。

 

産休など認められない。時短もない、もちろん在宅勤務もない。

たった20年前なのに嘘みたいに働くおかあさんの環境は激変しましたね。

 

 

WORK SHIFTからの引用です。 

前述したが、心理学者のエイブラハム・マズローが一九五四年の著書で指摘したように、人間の欲求にはいくつかの段階があり、低次の欲求が満たされてはじめて、人間は高次の欲求を満たすために行動するようになる( 5)。

~中略~

生理的欲求と安全への欲求が満たされれば、私たちは所属と愛の欲求を満たすために行動するようになる(「私が働くのは、友達と楽しく過ごすためである」)。その次は、承認の欲求に移行する(「私が働くのは、専門技能を高めるためである」)。そして最後は、自己実現の欲求を満たしたいと考えるようになる(「私が働くのは、自分の潜在能力を開花させる機会を得られるからである」)。 

ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>

ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>

 

  

今日は、おなかが大きくてもうすぐ辞めちゃう派遣の子(立派な女性ですが)に向けて。こんな話、直接とても言えるような関係じゃないけれど。

 

過ぎてしまえば子育てなんて実はあっという間に終わってしまって。

呆然と自分の人生はなんだったんだろう?私は何になれたんだろう?って思う日が来る。自分のことも忘れず、家族や生まれてくる子どもとのバランスもとりつつどう生きるか、どう働くかを考えるべきだ。

 

子どもを育てるだけで終われる長さの人生じゃない。

 

なので、もし、会社にやとわれて働くという形をとり続けるのであれば、派遣社員はやめて正社員にSHIFTすべきだ。少しでも早く。

とお伝えしたい。

 

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ほんとにここ10年くらいで働くママの職場環境が一気に変わった。

 

政治のことをどうせなにも変えられないと馬鹿にするような意見もよく見かけるが。

一つ一つの政策を見ればある一定の方向に変革はちゃんと進んでいるんだなと感じる次第。

まぁね。いくら年金足らんし、働き手が足らんからママを労働に駆り立てたいっていう政策だったとしても。節約節約節約でお姑さんとの確執に悩むだけの人生よりはよっぽど建設的で楽しいと思う。労働の方が。

労働の質や量は自分でコントロールできるからね。

 

 

今の会社も私が入った15年前には「産休を取った人が数名いる」というレベル。

そのママたちもみな、義母が同居していたり、実家の母親をもう「買った!」とばかりに実家から自分の家に呼んでしまってほぼ同居。

毎晩20時くらいまでは残業当り前。一旦帰って22時ごろ再出社なんて当たり前。

そんな働き方に協力してくれる家族があってこその「正社員」だった。

 

私自身はそこまで協力を仰げない状態だったし。なにより、前の職は不動産業で土日に休めない=息子の子ども時代のイベントをすべて見ないで過ごすのか?と悩みに悩んで一時的なつもりで今の会社に派遣でもぐりこんだ。すべては土日祝休みと定時退社のために年収ベースでは100万以上の下落(笑)

元から大した金額はもらってないところから100万(笑)

 

正社員で働く同僚のママたちをうらやましく思いつつも、私は定時に帰れることを選んだんだと自らを慰め。むすこさんがカギをもって家に自分で帰れるようになったら再度転職のつもり。2年程のつもりが・・・事件が(笑)あっちにもこっちにも書き散らしてるからこのあたりの下りは今回省略。

 

前の会社でも息子の体調次第で早退したり休んだりするたびに居心地の悪い思いをした20年前だけれど。

時短の制度が整った10年程前からは、義母や実母の力を借りなくても仕事を続けられる環境が整った。

 

昨年からは子育て中の方限定ではあるが在宅勤務も認められるようになったことで一気に働く正社員ママに有利な世の中になった。

 

そこで、「派遣なら定時に帰れるから」という理由で派遣社員になる理由が完全に消えた。

むしろ、育児中の正社員のサポートのために派遣社員が居残り残業したり、育休中を埋めるために新たに派遣社員が募集されたりという。

 

派遣で働く意味が分からない。

 

すこし前から「同一労働同一賃金」施行をにらんで派遣社員の仕事と正社員の仕事を以前以上に区別するようになってきた。

仕事の区別があいまいだったときには「できる子」には正社員と同じ仕事をさせて、その中からピックアップするように正社員に登用されるという道があったが。

同一労働同一賃金」に触れないようにどんどん派遣社員の仕事は下働き的なものに限定されるようになっているように思う。

 

なので、5~6年前くらいまでは派遣上がりの中途社員がかなりの数存在した。

が、今はいない。

同一労働同一賃金」です。

 

よく気が付くいい子がいっぱいいるんだが。

みんな使いつぶされていくようで見ていてつらい。

 

 

長らく一緒に(今は3年以内?)働いていても、以前なら正社員の募集がある時に派遣の人たちに声がかかったりしていたのが、派遣は完全スルー(ほとんどが派遣会社の正社員さんになっているから)、転職エージェントを通じてピッカピカの新入社員の子が入ってくる。

 

最初は派遣も正社員も一緒。派遣も正社員もそれほどやれることできることは変わらないが。

正社員は長い目でみて育てることを会社が年頭に置いているので、普段の仕事もステップアップしていくし。

 

ま、で、結婚して、産休育休。とるわけよ。正社員は。

 

で、成長を望まれない派遣社員は正社員ママの穴を埋めるためだけに使われるわけです。

永遠に下働き。

 

表向きは「研究開発業務」なんていう名目だし。

うちの会社の派遣社員さんは時給高いよ~。

で、正社員です。派遣会社のね。

 

でも、何が違うか。

成長を望まれない。

 

派遣会社の正社員で定年までの長期雇用なのだろうが。

そこには成長という期待はなく。

ひたすら同じ作業の繰り返しとなる。

 

 

労働労働労働。ノーミソを完全OFFにして労働。辛くても労働死に掛けても労働。耐えることこそが完全なる正義。

生きるために働くことは一番基礎ではあるが、ノーミソOFFの働き方は絶対やめなきゃ。

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Complete History Of The Soviet Union, Arranged To The Melody Of Tetris

 

人としてはそれなりに成長するし。

会社に望まれようが何だろうが関係なく、自らを育てていくことはできる。

 

・・・とは思う。

が、しかし。

 

もし、会社というところで一生賃金を得て働くという生き方を選ぶなら使われるだけで自らの成長の余地がない働き方をするには60?65まで?もしかすると70歳?

長すぎませんか?

 

 

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コスタリカのMiguel Bruna @mbrunacr さんのお写真です

 

 

 

 

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