イマサラ金銭管理

ダイエットの成功、リバウンド、離婚から悲喜こもごもイマサラ金銭管理にめざめたおかあさんのブログです。

【本の感想】死刑にいたる病

 ブログの面白さってリアルにあると思う。

そんなわけで、本家「62kgから47kgを目指すおかあさんのダイエットブログ - 楽天ブログ」では赤裸々に体重とそのあくなき食欲、丈夫な胃腸をさらし続けているわたくしが・・・今度はこちらでお金のリアルをつづる決死の覚悟を固めたハズなのに。 

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ちょっと、ローマシリーズの読書につかれたので一休み的に、むすこ君が購入したままそこいらに放置していた「死刑に至る病」を手に取りました。

先週の水曜日くらいかな。

 

一気に夜中の2時くらいまでかかって読んでしまった。平日なのに。

 

この本、改題してるんですね。

原題は「チェインドッグ」

この改題は大正解。チェインドッグっていう題名だと絶対に手に取らない。

むすこ君は、ただ、この題名だけみて手に取ってきたらしい。

ただ、予想とは違った「死刑に至る病」というものがあって、それに罹患して死刑になってしまう、言い換えると「死刑になるような犯罪を犯してしまう」人もしくは人達?(病気だもん。)のお話かと思ったら、違った。

ちょっとずれてた。

「病」ではない。不可抗力も運もいろんな要素も絡むけど「病」ではない。

 

 

 面白かった。

軽快に最後まで読みました。

内容はどろどろです。

 

細部で納得できず違和感を感じる部分はあちこちちらほらありましたが。

最後まで一気に読んでしまいました。

 

作者の方が同年配。

羊たちの沈黙」が大ヒットして、その前後?

 

アルジャーノンに花束を」を読んだあたりから、ダニエル・キイスにはまって

アルジャーノンに花束を

アルジャーノンに花束を

 

 

 「24人のビリー・ミリガン」なんて読んで。

連続殺人鬼の心の中を書いたような本がやたら流行っていたころ。

流行にのってあれこれ読んだ。

24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上 (ハヤカワ文庫NF)

24人のビリー・ミリガン〔新版〕 上 (ハヤカワ文庫NF)

 

 

24人のビリー・ミリガン〔新版〕 下 (ハヤカワ文庫NF)

24人のビリー・ミリガン〔新版〕 下 (ハヤカワ文庫NF)

 

 

最初のうちは興味深く面白かったんだけど、最終的に本屋の店頭に

ディアゴスティーニ

「週刊マーダーケースブック」

が並びだしたあたりでおなか一杯というか・・・もう、息苦しくなってきて。この手の本は読むのをやめちゃったのを思い出しました。

 

きっと、この作者の方。全部読み切ったに違いない

「週刊マーダーケースブック」

今、軽く検索しただけでもちょっと胸が苦しくなる。

 

やっぱ、どれほど凶悪な犯罪者の話でも「お話」と「リアル」は違うなぁとつくづく。

 

誰かを本気でだまそうと思うなら9割9分ほんとの話をして、最後の1分に嘘を混ぜる。

 

ある意味小説家も詐欺師と同じ。

映画も。9割リアルに見えて、最後の1割が夢。

そんな風に騙されるのを楽しむために本を読み、映画をみるのだけど。

 

最初っから最後までリアルな犯罪者の記録はしんどい。

正直なところ。真実なんて知りたくない。

 

 

時事ネタ的な時代の背景みたいなのも、話の雰囲気にいろいろ含まれているので、内容が風化しない間に楽しんだ方がいい本だと思います。

主人公がスマホを持っていたり、SNSが話の重要要素だったりするのに、なんとなくその主人公が「今どきの大学生」な感じがしなくて、20年まえっぽい感じがしたり、

お母さんとかの世代感覚が一時代ずれてるような妙な気分がしたり。そういうところでなんだか気分が躓くところも多かったんだけど。

楽しめる本でした。こういうのを楽しむって?趣味悪いね。

 

死刑にいたる病 (ハヤカワ文庫JA)

死刑にいたる病 (ハヤカワ文庫JA)

 

 

というわけで、一休みした感があるので、現在は

君主論」を読んでいます。

読みにく~い(;^_^A

 

君主論 (光文社古典新訳文庫)

君主論 (光文社古典新訳文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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