イマサラ金銭管理

ダイエットの成功、リバウンド、離婚から悲喜こもごもイマサラ金銭管理にめざめたおかあさんのブログです。

【本の感想】背教者ユリアヌス(一)辻邦夫著

 ブログの面白さってリアルにあると思う。

そんなわけで、本家「62kgから47kgを目指すおかあさんのダイエットブログ - 楽天ブログ」では赤裸々に体重とそのあくなき食欲、丈夫な胃腸をさらし続けているわたくしが・・・

 

今度はこちらでお金のリアルをつづる決死の覚悟(笑)

どんだけ恥知らずやねん。

 

2018年記念すべき1冊目の読了!

 背教者ユリアヌス(一)辻邦夫著 を読みました。

 

これは、ファンタジーじゃなく、歴史を題材にした小説なんだけど。

ファンタジー、英雄譚的ワクワク感すごいです。

 

古い本だけど。ロングセラー。いわゆる「良書」っていうやつ。

この辻邦夫さんっていう方の文章が無駄なく美しく、またとんでもなく理解しやすい。あたまにす~~~っと入ってくる感じが怖いほど。

 

文章がウマいってこういうことなんだなと。

こんなきれいな文章を私の汚い文章でどうやって説明すりゃいんだ?

 

 

1巻は幼いユリアヌスの生い立ちから少年期を脱し、青年期になるまでのお話でした。

明晰な頭脳を持ったユリアヌスがこれから「キリスト教」とどう対峙していくのか。2巻が待ち遠しくて待ち遠しくて。

 

もう、今日ほど「キリスト」教が憎いなんて思った日はない!

しかし、「キリスト教」の浸透力がどうしようもなくて悔しい。

 

市井の修道僧や何も考えず盲目的な信者たちには何の罪もないけれど、権力の中枢にすり寄っていく宗教の生きざまというんですか。

ふっと気が付くと周り中ソレに囲まれていて身動きできない感じ。

 

青い空。自由はどこにあるんだろう。

 

大殺戮を生き延びたユリアヌスは幼少期を幽閉され過ごし。その中でわずかな幸運をつかみ。学び、考えに考え。また幸運も恵まれて彼の運命はやがて権力の中枢へ。

本人の希望とは違う方向へ。

 

運命だぁぁぁぁ(滂沱の( ;∀;))

 

 

 

 

2巻以降の展開が気になりますが、うっかり新装版の文庫の1冊目を買ってしまったために、完全にお預けを食らってしまった状態です(TT)

4冊で完結予定の第1冊目です。月に1冊づつ出ます。

2巻が待ち遠しい。嗚呼。古い方で読めば良かった。先が読みたい。3月末までの4カ月間、月に1冊づつの刊行です。

 

楽天ブックスで予約済

 

古い本だけど。ロングセラー。いわゆる「良書」っていうやつ。 

背教者ユリアヌス (上) (中公文庫)

背教者ユリアヌス (上) (中公文庫)

 

 

背教者ユリアヌス (中) (中公文庫)

背教者ユリアヌス (中) (中公文庫)

 

 

 

背教者ユリアヌス (下) (中公文庫)

背教者ユリアヌス (下) (中公文庫)

 

 【余談】

 この本はむすこ君の強烈な「推し」で買いました。

この1年。ことあるごとにこの本をプレゼンテーション。

自分で買えるだけの資力はあるのに、「私が好きそう」「買いそう」というのがミエミエだったので、自分が読みたいのに買わず、ことあるごとにプレゼンテーション

 

「そんなに読みたいなら自分で買いなさいな」と言い続けたのに、新装丁の文庫版で出ると知ったらその場でポチっとやってしまった。

 

1年間。プレゼンテーションご苦労様でした(;^_^A

見事にむすこ君の目論見通りの結果と相成りました。

 

面白かったからよしとします。

節約節約でできるだけで歩かなかったお正月の私にご褒美ってことで。

 

 

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