イマサラ金銭管理

ダイエットの成功、リバウンド、離婚から悲喜こもごもイマサラ金銭管理にめざめたおかあさんのブログです。

【映画の感想】「何者」~椅子の数が多いからこそ椅子が取れない恐怖感~

 ブログの面白さってリアルにあると思う。

そんなわけで、本家「62kgから47kgを目指すおかあさんのダイエットブログ - 楽天ブログ」では赤裸々に体重とそのあくなき食欲、丈夫な胃腸をさらし続けているわたくしが・・・今度はこちらでお金のリアルをつづる決死の覚悟を固めたハズなのに。

 

AmazonPrimeビデオで「何者」を見ました。

 

就活鬱ですわ。この年で~。 

椅子の数が多いからこそ椅子が取れない恐怖感がある。

椅子の数が少なくて、ほとんどの人が座れない椅子なら、あきらめもつくし悩みもしないかもしれないが。座れない人間が非常に少ないと・・・自分一人だけだったら?と考えると。恐怖だね。

 

この年になって、就活生の心を掘り下げてどうすんねんって感じもするけど。

何が鬱って、その就活を乗り越えて自分が満足できる、妥協できる椅子を得たところで。。。

人生長いからね。この先も間違いなく辛いこといっぱいだよって思うと辛い。

 

 

映画より本の方がより面白い(より辛い?)かもしれない。

 

 

 

こういうリアルな悩みって答えはないからな。

個人個人の答えをその場で出すしかないし。 

何とも言えない。登場人物の就活におけるテンプレ発言が気持ち悪いね。

何者 (新潮文庫)

何者 (新潮文庫)

 

 

 Twitterで毒を吐き綴って最後身バレする流れは。

今の時代でこその経験だと思うので、読むなら早く読まないと風化しちゃうね。

就職戦線もこの作品が書かれたころからするとなお一層売り手市場。

個人個人の悩みはかわらないだろうけど、世代間としての晴れやかさってのはあると思う。

 

見方を変えると、氷河期世代は選ばれなくても他人のせいにできたんだけど、

今の子は他人のせいにはできない。椅子がないわけじゃないもの。

どこかに椅子はある。

そのどこかにある椅子をうまく見つけられなかったらどうしようという恐怖感。並々ならぬものがありました。

 

 

 

 

 

とはいえ、この主人公。

自分では何もゼロから作り出さないけど、ただ何かを評価するという表現方法(批評)の能力も。誰しもが持ち得るものではない。

 

やっぱ、面白い批評を書いてくる人っているもんな。

ただの批評だって言ったって、その批評に心震えるときはある。

 

 

そして、今。

何かを表現してネットの海に放つのは容易で。

何かを表現して認められたいという思いを持つものにとって、

何かを表現しないことの言訳が成り立たなくなっているのは間違いない。

 

 

 

 

良きにつけ悪しきにつけ、評価されようがされようまいが何かを表現しないと気が済まない人ってのはいるもんで。

 

だから「何者?」

 

何者にものなれなくてもそれなりに幸せだったりそれなりに辛かったりしながら生きていくしかないサラリーマンになるためにこんなに苦しい就活生ですよ。

 

内定もらったからって何だってんだ?

「仕事をもって心をママと出会ってお家を買って心を買って♪」

の人生を心から幸せで楽しいもんだと最初っから最後まで思える人間だったら幸せだろうけど。


アスター / はるまきごはん feat.初音ミク アニメMV - Aster

 

何を得て幸せと感じるかなんて人それぞれやからな。

うっかりと他人や世間にこっそり押し付けられた幸せ像が幸せなんだって思い込まずにほんまに自分の幸せは何なんだ?本当になにが楽しいの?

 

ってことを見失わないで生きていきたいねぇ。

 

 

 

 

 

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