ブログの面白さってリアルにあると思う。
そんなわけで、本家「62kgから47kgを目指すおかあさんのダイエットブログ - 楽天ブログ」では赤裸々に体重とそのあくなき食欲、丈夫な胃腸をさらし続けているわたくしが・・・金銭管理をテーマに立ち上げたこのブログに日々のあれこれを吐露しています。
スパイダーマン ファー・フロム・ホームを見てきました。
一言で言うならば、、、エモさがたりひんねん!
楽しめる作品ではあります。
映画館の大画面でみて、楽しかった!
だからいいんだーって、マーベル作品を見に行く度に後悔した事はない。
が、やはり初代スパイダーマン(マグワイア版)にあったエモさがない。
そこをどうしても期待してしまうオールド老害ファンになりつつあるアラフィフオババには不満。
スーパー・ヒーロー力としては他につけ入るすきもない強さと安定感がでちゃうところを本人の「幼さ」と「お人よしすぎる性格」で自ら危機を生み出すマッチポンプストーリー。
3代目スパイダーマン トム・ホランドの前作を見た時の感想はこちら↓
われながら前作をものすごく好印象にとらえていたことを・・・2作目を見終わってから驚きをもって読みました(忘れとるんか~い!)。
【映画】スパイダーマン:ホームカミング を観て来ました。 | 62kgから47kgを目指すおかあさんのダイエットブログ - 楽天ブログ
amazonプライムなら100円でレンタルできますので、再度これを見てからね。行ってきました。
さて、ファー・フロム・ホームに話を戻しまして。
ネタバレを恐れず書いていきます。
これから観に行こうと思っている方がいらっしゃればあしからずで。
・・・
3代目スパイダーマン。
初出はキャプテンアメリカとアイアンマンが壮絶なる子どものケンカをやらかしてあれこれ破壊しまくる問題作「シビル・ウォー」
この時の純粋なティーンエイジャー スパイダーマンをスカウトするトニースタークったらもう、大人の事情に子どもを巻き込む悪者にしかみえなくて、スパイダーマンが不憫で不憫でならなかった(完全にお母さん目線です。メイおばさんはすでに同世代やからね)。
が、ここはむかつくけど、エモかった。心をかき乱された。
が・・・トニースタークが死んでも延々とつづくアイアンマンからスパイダーマンに代替わりさせたいという妙な「縁」を積み重ねていくために。
これがすべてのエモさをかき消している。
3代目スパイダーマンは一人で立ち向かっているようにみえて、常にスターク・インダストリーのバックアップがある。
そのバックアップを使い間違ってマッチポンプな危機に陥っていくのがこの作品。
トニースタークがコケにして恨みをかったやつらがヴィラン化するところまでがどうやら3代目スパイダーマンのお約束となっている様子。
とにかく、どれほどトムが辛い目にあっても、辛くない。
ハッピーが助けに来てくれるし。あんまり役に立たず正直迷惑な老害としてお笑い要因みたいになっているニック・フューリーだってやってくる。
なによりもスタークインダストリーの総力を挙げた兵器を自在に使える。
さらには・・・スパイダーマンスーツがもう、メイドイン トニー・スタークになってしまって、壊そうが破れようが何個(枚じゃなく個です。)でもつぎつぎ作れちゃうし・・・
スパイダーマンって蜘蛛から得たその超人能力で数々の悪を倒してという「身体一つ」で戦っているという緊張感がなくなって、
「普通人だったトニースタークが入ったらスーパーヒーローになれたアイアンマンスーツ、それを外側のデザインだけスパイダーマンにして、中身だけでもスーパーヒーローのピーターパーカーがはいっちゃうんだぜ?そりゃこわいもんなんてなんにもないよ。え?危ない?負けそう?いや、それ本人のせいだから!!!」
とまぁ、スーパー・ヒーロー力としては他につけ入るすきもない安定感がでちゃうところを本人の「幼さ」と「お人よしすぎる性格」で自ら危機を生み出すマッチポンプストーリー。
面白くないとは言わない。娯楽作としてはもう、十分及第点。
でも、どうしても初代スパイダーマンの苦しさを見たくないのにその苦しさを探し求めてみてしまってるんだなぁ。ああ。老害(笑)
新しいものに対応しづらい老人性発揮中。
だからって、もう、これは見たくない!って程ではない。
役者さんのちょっと3枚目的ないじめられっ子の雰囲気は十分出ているし。
アベンジャーズのメインタイトル作よりはやっぱり、世界観を狭める分だけストーリーもまとまりがでる。
が・・・悲しさが足りない。
一人孤独に耐え。さらには自らのヒーローとしての行動が常に正解か不正解か・・・ずっとさいなみ続けるスパイダーマンの型からはずいぶん遠いところへ行ってしまった。
それから、今作が前作(ホームカミング)よりも落ちると感じる最大の要因は
ヴィランもエモくない!(エモいって便利な表現ね~。)
どちらもトニースタークにコケにされて恨みからのヴィラン化なんだけど。
ヴァルチャーを演じたマイケル・キートンが良かったんだと思う。
まぁ、設定もお笑いナシやったし。
悪いのはヴァルチャーなのか?トニー・スタークなのか?と答えの出ない問があるところがものすごくスパイダーマンっぽくってエモい!
マイケル・キートンっていう役者さんがやっぱいいよなぁ・・・としみじみ思い起こすよいヴィランだと思う。
場所がニューヨークからほぼ離れない(いったんワシントンまで離脱するけどね)のも良き(←今どき風に使いたいの!!!!)。
今回のヴィラン ミステリオは(これがヴィランだってことが最大のネタバレやけど、コミックのファンなら常識のレベルやしね)お笑い状態。
たしかにトニーにコケにされてる。恨むやろ(笑)
しかし、その程度でここまでやっちゃうのはやっぱ悪役メンタルだよねぇっていう。
とにかく、トニー・スタークの魅力であるあの意地悪い性格の被害者であることは間違いない。
・・・が、経営者たるもの。実力のないものをばっさばっさ切っていける強さ(無感覚さ?)がない限り成功はしない。
そのあたりもトニ・スタークっていうキャラはほんとうまく作られてるんだよね。
ミステリオのヴィラン化はあまりにテンプレで「お笑い」的に処理されちゃったせいで余計に本作は軽く感じるんだと思う。
「これ!ピーター!そんな簡単に責任をほいほいと他人に任せられる思うなよ。お前はヒーローであるべき、どれほどの力と性格的素質(たぐいまれなく正義感)を持ち合わせているかわかっているのか!」
素質は十分だが、まだまだ高校生なので彼の成長に全世界が期待しつつ。まだ高校生のピーターにはもう少しスクールライフをたのしませてやってもいいんじゃないという甘やかしたい思いが交錯するのでした。
さて以下余談。
ファー・フロム・ホームをみて、エモさが足りず。
スパイダーマン3を昨夜、再度見直しました。
やばい。苦しくて死ねる。ヒーローと言えど人間。
ピーター・・・苦しい。
MJも苦しい。
ヴィランの皆さんも苦しすぎる。
何が善で何が悪で、何が正解でなにが間違いだったのか。
何度見ても答えが出そうででないところが最高に最悪の気分。
そして、たった一人で苦しみ戦い続けたハリーとの誤解と確執が溶けて、最後の最後にハリーが助けに来てくれて
「ああ!もう一人じゃない!!!!」
・・・と思ったとたんに。おいおいおいおいおいおいおいお~い。
そしてまた一人。
MJはいるけどね。MJはスーパーヒーローちゃうからね。
あ。3代目スパイダーマンだったらMJにスーツきせちゃえばイイネ( ´∀`)bグッ!
あ。それアイアンマンだったね!
スパイダーマンのアイアンマン化。
孤独が魅力のスパイダーマンをアイアンマンにしちゃうから魅力がうすれちゃうんだよな。
だって、トニースタークはアイアンマンスーツをばらまいて、作る方とメンテナンス、バックアップに終始すれば、アイアンマンは無限につくれるんだからね。
あいつがアイアンマンスーツを寡占してプレイングマネージャーをしようとするから世界は危機に陥るんだよ!
死んだって涙なんか流してやんないよ!(笑)
(良い時代だねぇ。Amazonプライムでいつでも見れるよ!)。DVD持ってるけどね。もう、テレビをつけてDVDデッキを起動しようなんておもわないね。画面が小さくてもいつでもどこでもiPad。
金田一蓮十郎さん激推し。病んでる家族がどろどろをさっぱりと生きていく。
激オシの予感?どろどろになりそうな先生と生徒ものをやっぱりさっぱりと?妙なテンションで進むのか?まだ1冊やからな。激期待中。