ブログの面白さってリアルにあると思う。
そんなわけで、本家「62kgから47kgを目指すおかあさんのダイエットブログ - 楽天ブログ」では赤裸々に体重とそのあくなき食欲、丈夫な胃腸をさらし続けているわたくしが・・・今度はこちらでお金のリアルをつづる決死の覚悟を固めたハズなのに。
ベネディクト・カンパーバッジのシャーロックを見て、ロンドンの予習をしました。
かなりはまって一気に全部みました。
すぐに風化しちゃうようなネタもおおいからミステリは水物。少しでも早く見たほうがいいよなと思う次第。
結局予習した(?)ロンドンアイとかザ・シェードとか今どきの観光スポットはオールスルー。
で、そんなロンドンの喧騒から離れること列車で2時間半。
こちらの記事を参考にのどかなWool駅にたどり着いた時点で、もう、二人で達成感でいっぱい。もう、あとは一本道だろうということで気が抜ける母子。
Wool駅を出てすぐに、あまり来ないというバスのバス停が目に入る。
次のバスは40分後という表示。
40分待つのなら、歩いていけるだろう。
曇天で小雨がぱらつく中、これこそがイギリスのあめなんだろ~言いながら目的地に向かって歩き始めました。
まずは駅から出て、線路を渡ればあとは一本道。楽勝楽勝!方向さえ逆にいかなきゃ余裕だろ?
思い返しつつ、この写真を見れば簡単な話なのだけど。
Wool駅を出て、線路を渡りA352をガソリンスタンドの前を通り過ぎてずんずんあるいていくと。車のスピードが半端なくて。
こんなにのどかな田舎なのに、路肩(そうです!路肩!歩道がない!)を歩いていくのが怖い。
イギリス怖い。
イギリスの車半端ない。これは、ここで死ぬんじゃないのか?
スピードヤバイといいながらそのまま道路の右側を進む。
あまりに車のスピードが怖くてあぜ道を草を踏みつつ進む。
天気も悪い。雨も降ってる。
うぉぉ。これがイギリス?嵐が丘???
おっそろしい。この状態を40分?無理やろ?まさかの車にはねられてここで命を落とすのか?と思いかけたところで、私たちの後方から走ってきた車のおっちゃんが車道の向こう側から身体を乗り出すようにして
「徒歩はそっちじゃない!専用の道!橋を渡れ!」というようなことを叫んでくれた。
なんて言ってくれたのか英語でよくわからんけど言えないけど、聞けるしわかるんだってよくわかったよ。日本の英語教育!
?と思いながらもとりあえず道路が二手に分かれているところまで引き返して、こわごわ(すごいスピードで次々車が走ってくるからね!)渡ってみると歩行者専用レーンの表示がある。
今になって参考にした前述のフォートラベルの記事を読み返すと、この道路の分岐のことははっきりと書いてくださっている。
正直、Wool駅にたどりつくまでが心配すぎて、駅についてからのところは読み飛ばしていました。
とりあえず、とんでもスピードの車と離れられてほっと一息。
イギリスについてから、実はこういう親切なおじさんに助けられるのは3度目くらい。
困っていると、必要十分の端的さでフォローを入れてもらったと思い起こす。
で、Wool橋を歩いて渡るんだけど。工事中で。その横の仮橋?を渡るのがまた怖い。
修復中のWool橋は石造りで古すぎて「これってローマ時代からあるんじゃね?」と知識のないわたしなんぞ言われたらそのまま信じちゃうレベル。
この標識に出くわすまでは風は強いは天気は悪いわ・・・ほんとにTank Museumにつくのかと内心不安。
体感的にはWool駅とMuseumuの道のりの3分の一くらいの距離はあったかな。
この標識をみたらすぐだろうとおもったけれど、そこからまだ半分以上の道のりが残っていた。
天気が良ければこんなに不安じやなかったかも。
車窓からも馬や牛はみてたけど、歩いていたらもう、牛牛馬馬。
ド田舎です。ほんとにMuseumなんてあるのか?
なんにしろイギリス。大きな建物。学校跡?なんやろ?
不安になりつつ歩いていると何か所か案内看板が出てくる。
そんなのどかな道も、車は猛スピードで隣を駆け抜けていく。
歩いている人はいない。たま~に自転車をみかける。バスを待つべきだったのかと不安にかられつつも。
なんとかバスに追い付かれる前にたどりついた!
ひゃほ~!本物の戦車だ~。なんかよくわからんけどとにかく興奮!
博物館の入り口にたどり着くまでにもけっこうたくさんの戦車が路上に置いてあって、なかなか前へすすめないんだけど・・・たどり着いたらたどり着いたでもう・・・どうすんのっていう量の戦車(笑)
で、とにかくMuseumにたどり着いた!もう、なんだろね。
母としての義務(?)は果たしたぞみたいな気分。実際そんなもんはないんだけど。
連れてきたというよりは一緒にきたというよりは連れてこられたのか?
財布ですから。はい。財布ですよ私。いいです。でも、この達成感は半端なし!
ボービントン戦車博物館とかThe Tank Museumで検索すれば日本語でも相当数のサイトがヒットしますので中の解説はそちらに譲ります。
中学生の頃、むすこ君が行きたいと言い出したころと、情報量が全然違います。
ばんざ~い!行けた!帰れた!
それでいい。
そんな、戦車のことなんてな~んも分からん私にもこのTIGERの部屋は圧巻でした。やっぱでかいわ~。
このTIGERが6月のイベントでは屋外を走るらしく。でも、さらにハードル高い。この田舎にホテルを確保して、チケットも確保して?
あと、帰りに覗いた倉庫?圧巻でした。
博物館に展示しきれなくて所狭しとただ置いてある戦車。なんじゃこりゃ。って感じでした。
視界いっぱいに広がる戦車をどうやったって静止画では収められず。
その場の雰囲気と興奮でやたら動画を取って帰りました。
4時間ほど見て回った博物館全体よりこっちの方が私の心には残ったな。
1台づつ、むすこ君の丁寧な歴史的解説入りで見て回ったThe Tank Museum
結婚しなきゃ、息子うまなきゃ、離婚しなきゃ、息子が変わりものじゃなきゃ・・・ここまで来てないなぁ。
はしゃいで私に1台づつ戦車の解説をしてくれるむすこ君をみれて、母親冥利でした。
あ。追伸。
帰りの列車が寒くて寒くて寒くて・・・死ぬかと思いました。
Quiet車両じゃなかったせいでとんでもなくうるさかったし。
イギリスの夏。日本の夏とは全然違いました。1日の中に四季があるっていう言葉?ありましたよね。
防寒着。軽くて風を通さないやつ。1枚持っている方がいいです。
出掛ける前に日本は40度。そこから10度マイナスの30度は十分暑いだろうと思ったのは・・・、まちがいじゃないけど。一日中30度じゃないってことです。
総じてからりとして気持ちのいい毎日でしたが、この日は寒かったな。